幼児期の共助力の調査研究について
私たちは、乳幼児の「共助力」の芽生えを育む社会的条件を見出すため、調査研究を行っています。乳幼児をとり囲む最少の社会単位は、乳幼児と親であることから、両者を同時に観察できる施設であり全国に約6000箇所設置されている「地域子育て支援センター」を研究対象としました。
研究方法としては、乳幼児の「共助力」の定義や「共助力」の育つ過程を見出すために、仮説生成型の研究を行っています。具体的には「地域子育て支援センターゆったりーの(神楽坂)」(以下、「ゆったりーの」)での長期間の継続的な参与観察、対象者へのインタビュー、必要に応じてアンケートを組み合わせる質的研究を行っています。
これらの研究結果をもとに、幼児期から人間力を育むにはどのようにすればよいのか、広く社会に提案をしていきたいと考えています。
「幼児期の人間力を育てるための研究会」メンバー
目白大学人間学部子ども学科講師 松永 愛子
小田原短期大学保育学科講師 齋藤 史夫
認定NPO法人さわやか青少年センター理事長 有馬 正史
平成24年度 テーマの設定、対象先の選定、「地域子育て支援センターゆったりーの(神楽坂) における参与観察スタート。 平成25年度 「地域子育て支援センターゆったりーの(神楽坂)における参与観察。乳幼児の 共助力を育む地域の子育て環境に関する研究2013年度(平成25年度)中間報告。 平成26年度 常連へのアンケート、ヒアリング、近隣幼稚園や保育園、子ども園などの保育者 へのインタビューを実施。 平成27年度 乳幼児の生きる力を育む地域の子育て環境に関する研究「子育て広場」スタッフ アンケートを実施。
平成28年6月幼児期の共助力調査研究事業報告書が完成しました。
平成27年度幼児期の共助力調査研究事業報告書
平成27年度幼児時期の共助力育成調査研究事業報告書(本編No.1)
平成27年度幼児時期の共助力育成調査研究事業報告書(本編No.2)
平成27年度幼児期の共助力調査研究事業報告書(資料編)